一心鍼灸院

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手のしびれ

2018.11.06
手のしびれ

手のしびれの原因と症状について

手のしびれ

手のしびれ

 

あなたは、ちょっとした動作をした時に腕や手にしびれを感じることはありませんか?

手にしびれが起きる原因は中枢神経性(脳、脊髄)、末梢神経性、血管性、代謝性、筋肉性、骨性と様々あります。

この原因の中でも多いのが、末梢神経性と筋肉性の「手のしびれ」です。

ここでは、手のしびれの中でも末梢神経性のしびれである「頚椎症性神経根症」「頚椎椎間板ヘルニア神経根型」。そして、筋肉性のしびれである「胸郭出口症候群」の原因と症状についてお伝えします。

 

1.頚椎症性神経根症

 

頚椎症の頚椎

 

「頚椎症性神経根症」とは、頚椎椎間円板、頚椎の加齢変化(老化)が原因で起こる末梢神経障害です。

 

1-1.手のしびれの原因

 

頚椎症性神経根症の原因は椎間円板と頚椎の加齢変化です。

頚椎椎間円板は年をとるとともに薄く扁平化していきます。椎間円板が扁平化してくると頚椎の安定性が悪くなってくるため、椎間円板の上下にある頚椎に骨の棘(骨棘)が形成されます。この骨棘によって、頚髄(首の脊髄)から分かれてきた頚椎神経根が圧迫されたり、刺激されたりして痛みや手のしびれが発症します。

その他にも、頚神経の周囲にある筋肉が緊張して、神経を圧迫し手にしびれが起きることもあります。

 

1-2.頚椎症性神経根症の症状

 

頚椎症性神経根症の症状は一側性の首、肩、腕に痛みが現れ、時に腕と指にしびれが起きることもあります。さらに、症状が重くなると感覚障害や筋力低下も起きることがあります。

首、腕、指のしびれは、上を向く動作をすると増強する特徴があります。

又、自転車を乗ったり、歩いたり、走ったりした時も痛みやしびれが強くなることが多くあります。一方で症状が出ている側の腕を挙げると、症状が和らぐことがあります。

 

2.頚椎椎間板ヘルニア(神経根型)

 

 

 

頚椎ヘルニア

 

「頚椎椎間板ヘルニア神経根型」とは、頚椎椎間円板の破綻が原因で起こる末梢神経障害です。

 

2-1.手のしびれの原因

 

頚椎椎間板ヘルニアの原因は頚椎椎間板の加齢変化です。

頚椎椎間板は年をとるとともに周囲の線維輪が剥がれたり脱落したりして脆弱になっていきます。線維輪の脆弱しているところから、椎間円板の中心にある髄核が飛び出し「ヘルニア」となります。

この飛び出した髄核が頚椎神経根を圧迫したり刺激したりして痛みや手にしびれが起きることを、頚椎椎間板ヘルニア神経根型といいます。一方、飛び出した髄核が頚髄(首の脊髄)を圧迫したり刺激したりして症状が起きることを、頚椎椎間板ヘルニア脊髄症型といいます。

頚椎椎間板ヘルニア神経根型でも、頚神経の周囲にある筋肉が緊張して、神経を圧迫し手にしびれが起きることもあります。

 

2-2.頚椎椎間板ヘルニア神経根型の症状

 

頚椎椎間板ヘルニア神経根型の症状は、一側性の首、肩、腕に痛みが現れ、時に腕と指にしびれが起きることもあります。

さらに、症状が重くなると感覚障害や筋力低下も起きることがあります。上を向く動作をすると、症状が増強する特徴があります。

頚椎椎間板ヘルニアが発症する年代は、頚椎症性神経根症よりも若く30歳代から発症する可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアの症状は寝違えのような痛みから始まり、その痛みが急激に強くなり首、肩、腕に現れることが多くあります。

 

3.胸郭出口症候群

 

胸郭出口症候群

 

 

「胸郭出口症候群」とは骨格的な問題や首、胸の筋緊張が原因で起こる、末梢神経障害と血管絞扼障害です。

 

3-1.手のしびれの原因

 

胸郭出口症候群の原因は、鎖骨などの骨格的な問題(鎖骨、ストレートネックなど)と首(前斜角筋、中斜角筋)、胸(小胸筋)の筋肉の緊張です。

頚髄から分かれた上肢に行く神経(腕神経叢)は、その途中で、1.前斜角筋と中斜角筋の間、2,鎖骨と第1肋骨の間、3、小胸筋が肩甲骨に付着している後方を走行します。また、上肢に血液を運ぶ鎖骨下動脈や鎖骨下静脈も同じようなところを走行します。

これらの筋肉や骨の間を走行するところで、骨格的な問題や筋緊張が起きると腕神経叢、鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が圧迫され症状が発症されます。

腕神経叢、鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が

  • 前斜角筋と中斜角筋の間で圧迫されると、斜角筋症候群
  • 鎖骨と第1肋骨の間で圧迫されると、肋鎖症候群
  • 小胸筋を肩甲骨付着部後方で圧迫されると、小胸筋症候群(過外転症候群)

といいます。

しかし、臨床を行っていると厳密に分類するのは難しく、これらの症候群が混在していることが多くあります。

 

3-3.胸郭出口症候群の症状

 

胸郭出口症候群の症状は、肩、腕、肩甲骨周囲の痛みと、腕や手のシビレが起きます。

ときに腕に感覚障害、筋力低下、握力低下も現れる時があります。また、鎖骨下動脈が圧迫されると、腕や手の血行がわるくなるため白っぽくなり、痛みが現れます。

さらに、鎖骨下静脈が圧迫されると、心臓に血液が戻りにくくなるため腕や手が青紫色に変色します。

肩、腕、肩甲骨周囲の痛みやしびれは、腕を挙げる動作で増悪するのが特徴です。

 

4.まとめ

 

いかがでしたか、今回は手がしびれる疾患でも発症が多くなっている、頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群の原因と症状についてお伝えしました。

手のしびれの原因は先にお伝えした頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群以外にも様々あります。脳や脊髄などの重大な疾患が潜んでいる可能性もあります。

ですから、手がしびれているなと感じたら、真っ先に脳神経内科や整形外科などの病院を受診するようにしてください。

 

 

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